リモートワークが気になっている会社の人に読んで欲しい『強いチームはオフィスを捨てる』


アントロワではリモートワークという働き方をしています。
以前、『スタッフのため、会社のためにも「リモートワーク」がおすすめ』という記事も書いています。

そんなリモートワークについて書かれた本『強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」』を読みました。

今回はその中から幾つか気になったポイントをご紹介します。

通勤は好きですか?

通勤はすごく嫌いです。特に真夏の満員電車ほど嫌なものはありません。

通勤は人生の無駄づかい

これは絶対そうだと思います。通勤中に本を読んだり、英語を聞いたりして有効活用することは出来ますが、通勤自体はやはり時間の無駄だと思います。

通勤がなくなるリモートワーク、最高です!

リモートワーク最大のメリット!?

リモートワークにともなう大きな変化といえば、時間がフレキシブルになることだ。働く場所が自由になるだけでなく、働く時間も自由に選べるようになる。
(略)
働く時間がフレキシブルになれば、朝型の人も夜型の人もいちばん効率のいい時間に働ける。日中に子どもを迎えにいくことも可能だ。

働く時間が自由になったのはすごく大きいと思っています。

今は朝5時30分に起きて、そこからすぐ仕事をするという良いリズムが出来ています。
他のメンバーも一日の労働時間は決めていますが、どの時間に働くかは各自に任せています。

リモートワークの欠点

リモートワークの欠点は幾つもあると思いますが、

<欠点1>仲間と顔をあわせる機会がなくなる

これは確かにそうですね。
チャットで連絡は取り合っていますが、直接顔をあわせる機会はほとんどありません。

たまにビデオチャットで顔が見えるくらいです。
それだけではやっぱりマズイなと思うので、打ち合わせを兼ねて月1回会うようにしています。

<欠点2>仕事モードの切り替えが難しい

これは人それぞれかなと思います。
人に見られていないと仕事ができない人だとリモートワークは向かないかもしれません。

リモートワークをする社員を信用できる?

リモートワークで社員がちゃんと働いてくれるか心配しているようではいけません。

成果のだせない社員や、自分の作業スケジュールを管理できない社員は、会社に必要ありません。

リモートワークかどうかに関わらず、小さな会社では社員一人一人がしっかりしていないとやっていけません。

リモートワークの落とし穴

先ほどの欠点と近い話になってきますが、リモートワークには幾つか注意しなければいけない点があります。

毎日強制的に人と会わされることがないぶん、リモートワーカーが孤独になりやすいのは事実だ。だから意識的に、外に出たほうがいい。

これは相当意識しないとやれませんが、絶対にやった方がいいことです。

リモートワークに慣れていないマネジャーは、部下が働かないのではないかと心配する。でも本当は、働きすぎることを心配したほうがいい。部下の様子が見えないので、気づいたときには完全に燃え尽きていたということにもなりかねないからだ。

やる気があって色々とやってくれる人を頼ってしまいがちですが、燃え尽きてしまわないように配慮する必要があります。

1日の終わりにその日の作業を振り返り、「1日分の働きをしたか?」と考えてみるのだ。
(略)
もしも答えがノーなら、その日は不調だったということだ。そんなときは無理に残業するよりも、いったん落ちついて「5つのなぜ」を考えてみるといい。

「5つのなぜ」はトヨタがやっているとよく聞く方法ですね。
自分自身で調子をコントロールできるようになると強いですね。

家にいて動く必要がないなら、動く理由を何かつくったほうがいい。

これもかなり意識的にやらないとものすごく運動不足になります。

まとめ

リモートワークはメリット、デメリット両方あります。
それは通常の勤務でも同じことです。

リモートワークという一つの働き方に興味があるなら、この本を読んでみて、小さなところから試してみるのが良いと思います。
実際にやってみて、自分たちの会社に合うかどうかを判断してみてください。

強いチームはオフィスを捨てる
ジェイソン・フリード/デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン
早川書房