浜口隆則さんの『戦わない経営』を読んで、会社の方向性を確信した


アントロワを個人事業主として2014年からやってきましたが、本日2016年3月8日に法人化させ、株式会社アントロワとなりました。
一人で個人事業主をやっているのとは違い、一緒に働いてくれるスタッフがいるので、経営についてどんどん学んでいき、より良い会社にしていきます。

経営について学ぶということで、最近かなり少なくなってしまっていたのですが、まずは本を読むことからスタート。
今回読んだのは浜口隆則さんの『戦わない経営』です。

この本を読んで、会社の理念である『Webに携わるすべての人をHappyに。』という方向性は良かったんだと確信しました。

経営とは

この本の最初の方に、『経営』について次のように書かれています。

経営は関わるすべての人を幸せにする仕組み

アントロワでは、作ったWebサイトを見にきた人には、欲しい情報が簡単に見つかるようにしたいと思っています。
また、ITを活用して仕事をしている人には、自分たちの創造的な活動にフォーカスできるように、より良い改善策を提供していきたいと思っています。
そして、Webに携わるすべての人がHappyになるようなソリューションを提供していきたいと考えています。

更に、『Webに携わる』という部分においては、制作している自分たちもHappyになれるようにすることも非常に重要だと思っています。提供する側が嫌々やっていては決して良い物を提供することはできません。

『関わるすべての人を幸せにする』というのが経営の目標であれば、アントロワがやろうとしていることを突き進めていけばいいのだなと感じました。

すべての人を幸せにするには

すべての人というのは究極的な目標であって、実現させるのは無理だと思います。

ではどうしたら良いかの方法がこの本には書かれています。

「この人を幸せにする30人のリスト」をつくって、毎日、そのリストを眺めた。
そのリストの人の幸せに、ちょっとでも貢献する方法を考えた。

すごく良い方法ですね。
まずは身近な人を対象にして、その人たちに喜んでもらえるようにやっていけばいいということです。
一緒に働いてくれるスタッフが増えていけば、スタッフ数×30人の人たちに喜んでもらえるということになります。

早速30人のリストを書き出してみました。
リストに書かれた30人の皆様、ちょっとでも幸せにできるように頑張りますので、お待ちください。

日本で二番目に高い山は?

ビジネス書などで時々目にする「日本で二番目に高い山は?」という話がこの本にも出てきます。

「日本で二番目に高い山は?」
この質問に答えられる人は少ない。
これに象徴されるように、一番と二番には圧倒的な差ができてしまう。

ビジネスの世界では、お客さんに知ってもらうこと 覚えてもらうこと 思い出してもらうことがとても大事。
でも、人の記憶容量は、そんなに大きくない

だから、一番になることが大事。
一番最初に知ってもらうことが大事。
一番最初に思い出してもらうことが大事。

その分野でのお客さんの一番になることが大事。

一番になると言っても、簡単になれるものではありません。
小さな会社が一番になるコツは二つあると著者は言います。

一つ目は、

まず、ポジションを限りなく小さくすること。

もう一つは、

自分が一番だと宣言すること。

ポジションを限りなく小さくすることで、競合がいなくなり、戦わなくてもよい状態になれるということです。
自分がその分野で一番であると、どんどん発信していくことで、そう思ってくれる人や、応援してくれる人が増えていって、結果として一番になれるのだと思います。

目指すべきところは

最後に、この本に書かれていて、すごくいいなと思った一文を紹介します。

大きい会社ではなく、強い会社でもなく、優秀な会社でもなく、愛される会社に、わたしたちはなりたい

アントロワも愛される会社にしていきます。

戦わない経営
浜口 隆則
かんき出版