教科書で学ぼう!「星野リゾートの教科書」を読みました
今回は一度も行ったことはありませんが、一度行ってみたい(一度と言わず何度でも行ってみたい)星野リゾートの社長 星野佳路さんの考えについて色々と書かれた『星野リゾートの教科書』を読みました。
教科書というだけあって、とても大切なことが書かれた一冊でした。
色々なビジネス書を読む前にこの本を読むことをオススメします。
まずは教科書通りにやってみる
囲碁や将棋の世界に定石があるのと同じように、教科書に書かれている理論は「経営の定石」である。何も知らないで経営するのと、定石を知って経営するのでは、おのずと正しい判断の確率に差が出る。
(略)
教科書通りに判断したにも関わらず成果が出ない時もある。しかし、それでも最初の一歩としては正しく、そこから戦術を調整すればいい。何の方法論も持たずに飛び出すのに比べて、教科書に従えばはるかにリスクは減らせるのだから、まずは教科書通りにやってみる。それが大切だと思う。
「教科書通りに判断したら、こういう結果になった。教科書通りに判断しなかったらどんな結果になっていただろう?」というように『たられば』はないので比較のしようがありませんが、まずは教科書通りにやることが大切ということです。
現状維持ではダメ
教科書にある定石を理解していることのもう1つの利点は、思い切った経営判断に勇気を持って踏み切るきっかけを与えてくれる点だ。現状を打破するには経営判断の方向転換が必要である状況も多々ある。そういう時に理論的な根拠がないと打ち手にリスクを感じてしまい、結果として何も判断せずに現状維持になってしまう。
何も変えられないことが実は最も大きなリスクであることが多い。
多くの定石を理解するためにも本を読むことは大切ですね。
つまみ食いはダメ
教科書の内容を理解したら、いよいよその理論を実際の経営に当てはめることになる。このときに大切なのは、100%教科書通りにやってみることだ。教科書に書かれていることをすべて忠実に実行することである。
このブログでは本の気になった一部分だけを抜粋して紹介していますが、そこだけをみて「やってみよう!」というのはダメですね。
教科書をしっかりと理解し、対象の部分に書かれたことを100%実行することが大切ということです。
100%やってみた上で、自分の状況にあわせたアレンジをしていけばいいのかなと思っています。
まとめ
本書では星野さんが教科書としている書籍が数多く紹介されていました。
まずは教科書通りにやってみましょう!