助け合い、そして相手を思いやる気持ち


先日行ったカフェの隣の席のおばさま方が、キャッシュレス決済とか、ポイントがどうのとか話していました。

聞き耳を立てていたつもりはなく、声が大きいので聞こえてしまっただけです。

話の内容は、そういったものを使いこなしているということではなく、ついていけないということでした。

これからますますキャッシュレス決済やポイント還元が進んでいきそうですが、ついていけずに取り残されていく人はいると思います。

特に高齢者になればなるほど、新しい動きについていこうとしてもついていけない状態になると思います。

若い人でも、もう無理!と言っている人もいるとは思いますが。

自分ではついていけなくても、家族や友人が近くにいて、そういった人に教えてもらえるなら、何とかなると思います。

そうではない場合だと、行政やお店の人など、周りの人がフォローしてくれないと、どうにもなりません。

キャッシュレス決済だけでなく、世の中の様々な変化に対して、自分の力だけで何とかするのは無理です。

生活していくには周りの力なしではやっていけないの事実ですね。

そういう事実なので、人の助けを借りることは全く情けないことじゃないですし、逆に助けられる余力があるなら誰かの助けとなればいい。

つまり、助け合いの精神ということですね。

助け合いで頭に浮かぶことの一つに、災害時があります。

今回の千葉の状況もそうですが、災害時にすぐに助けに動ける人たちは無茶苦茶素晴らしいです。

ボランティアの人もいますし、仕事として関わる人もいます。

テレビを見ていたら、電力会社の人が住民の方々に対して現状の説明をしている様子が放送されていました。

その中で、約束の期日に復旧が間に合わないことに対して、住民の方が怒鳴り散らす場面がありました。

早く復旧して欲しいし、約束したんだから守ってくれという気持ちはすごくわかります。

それでも、電力会社の人たちは、手抜きしていたわけではなく、必死にやってくれていると思います。

自分が被災者の立場になった時に同じ行動が取れるかは正直わかりませんが、怒鳴り散らすことはしたくないなと思っています。

そう言いつつ、当事者になった時に、怒っていたらごめんなさい。