中川政七商店 中川政七さんのフォーマットの考えが参考になる
テレビは「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」など決まったものしかほとんど見ませんし、基本的には録画して見るようにしています。
ハードディスクの容量がかなり少なくなってきていたので、年末年始は録画してあった番組を次々に見ていました。
その中で11月頃に録画した「SWITCHインタビュー達人達」があり、星野リゾートの星野佳路さんと中川政七商店の中川政七さんの対談の回で中川さんが話されていた商品開発のフォーマットの話が非常に参考になりましたので紹介します。
フォーマットを使おう
どういった内容だったかというと、
商品を開発する際、何となく売れそうとかではなく、『志」『ストーリー』『らしさ』を考え、それらを一言でまとめた『コンセプト』を考える
というような話でした。
図で書くとこんな感じになります。
ちょっと分かりにくいので調べてみたら、少し前の記事ですが中川さんのインタビューにこの事が紹介されていました。
そのインタビュー記事には、富士傘(ふじさん)という傘と、靴下バンドのバッグについての例が図で書かれていいますので、そちらをご覧ください。
それから、上の図のことを「組み立てシート」と呼んでいて、次のように説明されています。
例えば商品を企画するときに「組み立てシート」を書いてもらいます。各デザイナーは作りたい商品を「志」「組み立て」「トーン&マナー」「コンセプト」といったキーワードでまとめます。こういうことが商品企画のレベルを上げることにつながっていきます。
このインタビューでは「組み立て」「トーン&マナー」という表現になっていますが、それぞれ「ストーリー」「らしさ」という部分のことですね。
こうしたフォーマットを用意して商品を考えることで、売れそうだからという曖昧な説明ではなく、説得力のある説明ができ、欲しくなる商品が出来上がるのだと思います。
そういった商品を作り上げることで、会社やお店のブランディングにつながっていくんですね。
このフォーマットは商品開発だけではなく、サービス開発にも使えるものだと思いますので、取り入れていきたいですね!